はじめに
キーエンスのプロダクトは強い。
使えば分かる。
現場でも結果が出る。
でも、ずっと引っかかっていた。
👉 なぜか好きになれない
違和感の正体(当時の認識)
最初はこう思っていた。
・技術があるのに全部は出さない
・ブラックボックスが多い
・自由に触れない
👉 出し惜しみしているのでは?
きっかけはAIだった
直接のきっかけはAIだった。
いわゆるハイプサイクルで言えば、
今は「期待が膨らみきった状態」にある。
(※詳しくは :ガートナーのハイプ・サイクルを参照)
AIって最初は、なんでもできそうに見える。
実際、ある程度はできてしまう。
でも、
調子に乗って現場に入れると崩れる。
キーエンスの製品も少しだけ似ている。
「あれ、これってできないの?なんで???」
ここで気づいた。
👉 問題は能力ではない
👉 期待のコントロールに失敗している
そしてもう一つ気づいた。
ハイプサイクルの意図的な制御だ
キーエンスは技術を出していないのではなかった。
👉 期待を抑制するために、あえて機能を制限している
・過剰な期待を持たせない
・現場で確実に動くラインに収める
・再現性を優先する
これは、利益を追求する会社としては至極真っ当だと思う。
それでも引っかかる理由
自分は、
「もっとできるはずだ」と考える側にいる。
・調整したい
・限界まで引き出したい
・ベストを尽くしたい
でもキーエンス製品は、それを許さない。
👉 ここが、どうしても相容れなかった
正しい。でも、好きにはなれない。
ただし、これは優劣ではない
もちろん、これはあくまで自分の感覚の話だ。
キーエンスのプロダクトを
合理的で使いやすいと感じる人もいる。社内にも一定数いる。
実際、それは正しい。
これは優劣の話ではない
何を最適化するかの違いだ
内と外で同じことが起きている
「30歳で家が建ち、40歳で墓が建つ」という言い回しがある。
キーエンス社員の
高年収と高負荷を揶揄したものだ。
極端な表現ではあるが、
一つだけ確かなことがある。
👉 あの会社は、「結果」に対して徹底的にコミットしている
そしてそれは、
社員に対してだけではない。
現実ベースだが、
うちの会社は
キーエンスに年間数億円単位の支払いがある。
好きだからではない。
👉 結果が出るから買っている
つまり、
外(顧客)でも、内(組織)でも、
同じことが起きている。
「期待を制御できる構造」に対して、
人も金も集まる
結論
キーエンスは、技術の会社ではなかった。
期待を制御する会社だった


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