全国統一小学生テスト、上の子は受ける。下の子は受けない。

AI×中学受験

来週、全国統一小学生テストがあります。

うちは、上の子は受けます。
でも、下の子は受けません。

このテストを軽く見ているわけではありません。
むしろ、よく知っている方だと思います。

どれくらい1問が重いか。
どれくらい満点に近い世界で勝負が決まるか。
どれくらい「惜しかった」で終わる世界なのか。

その空気は、家庭としてそれなりに見てきました。

そのうえで、下の子は今回は受けません。

理由はシンプルです。

小3くらいまでは、かなり満点勝負になりやすいからです。

もちろん、上の学年に行っても同じです。
1問のミスで決勝に届かないことはあります。
むしろ、上位層ではそれが普通です。

でも、低学年のうちは、まだ少し違うと思っています。

問題を読み違えた。
たまたま緊張した。
集中が切れた。
知っているのに、なぜか間違えた。

そういう一つひとつが、結果に大きく出てしまう。

そして、怖いのは子どもより親です。

「ここを間違えなければ」
「あと1問だったのに」
「満点を取れたはずなのに」

そう思ってしまう。

これは、子どものためと言いながら、
いつの間にか親の点数ゲームになってしまう入り口でもあります。

テストは悪くない。むしろ良い道具です。

誤解のないように言うと、全国統一小学生テストを否定しているわけではありません。

無料で受けられて、全国の中での位置も見える。
普段とは違う緊張感もある。
家庭学習のきっかけにもなる。

よくできたテストだと思います。

ただ、道具には使いどころがあります。

包丁が良い道具でも、幼い子にいきなり持たせるわけではありません。
車が便利でも、いきなり高速道路に出るわけではありません。

テストも同じです。

良い道具だからこそ、
今の子どもにとって、どう使うのが一番よいのかを考えたい。

うちは、そう考えています。

上の子は、もうテストを材料にできる

上の子は受けます。

理由は、もうテストを「材料」として使える段階にいるからです。

点数そのものを見るだけではありません。

どこで時間を使ったのか。
どの問題で判断が遅れたのか。
どのミスは知識不足で、どのミスは処理ミスなのか。
見直しで拾えた問題はあったのか。
決勝を狙うなら、落としてはいけなかった1問はどれだったのか。

そういうふうに、結果を分解できます。

もちろん、結果が出ればうれしい。
でも、今はもう、それよりも結果を次の学習設計につなげることができます。

だから、受ける意味がある。

テストを受けて終わりではなく、
テストを使って、次の一歩を決められる。

上の子にとっての全国統一小学生テストは、そういう位置づけです。

下の子は、まだそこではない

一方で、下の子はまだそこではありません。

今は、点数よりも先に残したいものがあります。

考えるのは面白い。
知らないことを知るのは楽しい。
できなかったことができるようになるのは、うれしい。

その感覚です。

低学年や幼児期の勉強は、ここを壊さないことが大事だと思っています。

早く競争に入れれば強くなる、とは限りません。

逆に、早く点数の世界に入れすぎることで、
本来伸びるはずだった好奇心を狭めてしまうこともある。

もちろん、テストを受けて伸びる子もいます。
刺激になる子もいます。
楽しめる子もいます。

それはそれでいいと思います。

ただ、うちの下の子については、
今はまだ、全国順位や偏差値よりも、のびのび考える時間を優先したい。

そう判断しました。

同じ家庭でも、判断は変わる

同じ家庭でも、同じテストでも、判断は変わります。

上の子は受ける。
下の子は受けない。

これは、教育方針がブレているわけではありません。

子どもの段階に合わせて、道具の使い方を変えているだけです。

上の子には、全国レベルで戦うための材料として。
下の子には、今はのびのび学ぶ時間を残すために。

同じテストでも、役割が違う。

それだけのことです。

大事なのは、受けるかどうかではない

テストは、受けるかどうかが目的ではありません。

受けたあとに、何を残せるかです。

自信が残るのか。
課題が見えるのか。
次にやることが決まるのか。
それとも、ただ親子で疲れて終わるのか。

そこを見たい。

上の子は、結果を材料にできます。
だから受ける。

下の子は、今はまだ別の育ち方を優先したい。
だから受けない。

受けることが正解でもない。
受けないことが逃げでもない。

その子にとって、今そのテストがどういう意味を持つのか。

結局、見るべきところはそこだと思います。

テストもAIも、道具にすぎない

これは、AIの使い方にも少し似ています。

便利だから全部使う。
有名だから使う。
みんなが使っているから使う。

それでは、あまりうまくいきません。

大事なのは、目的です。

今、何を育てたいのか。
何を見たいのか。
何を残したいのか。

そこが決まっていないまま道具だけを入れると、
道具に振り回されます。

テストも同じです。

全国統一小学生テストは、良い道具です。
でも、良い道具だからこそ、使いどころを考えたい。

今回、うちはこう判断しました。

上の子は受ける。
下の子は受けない。

同じ家庭、違う判断。

それでいいと思っています。

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