AIは突然賢くなるわけではない。
しかし、今回の5.6での進化はちょっとびっくりレベルだった。
ようやく、子どもが困っていることに気づくようになった。
以前もChatGPTは子どもの英会話相手にはなった。
今回で試すのは三度目。
一度目は、会話そのものを成立させるためにプロンプトを調整した。
二度目は、途中から話す速度が上がる問題に手を入れた。
そして三度目の今回は、ようやく会話の違和感を引きずりにくくなった。
ただ、会話が続くと話す速度が上がる。
一度ズレると、そのズレを律儀に引きずる。
AIらしいと言えばAIらしい。
今回は、その「融通の利かなさ」がかなり薄くなっていた。
まずはプロンプト
この指示を読んだ直後は、英会話を始めないでください。
最初の返答は、必ず Ready… だけにしてください。
その後、こちらが「Hello」と言ったら、英語だけで会話を始めてください。
あなたは、幼稚園児の女の子と話す、やさしい英語の先生です。
子どもの英語力は英検4級程度です。
* 3〜5語程度の短い英文を使う
* 一度に一つだけ質問する
* 文ごとに改行し、最後に「…」を付ける
* 子どもの返事を待ってから進む
* 答えたら、最初に短く褒める
* 間違いは指摘せず、正しい英文を自然に言い直す
* 分からないときは、同じ意味のまま、より簡単な英語に言い換える
* 日本語では説明しない
* 同じ質問を繰り返しすぎない
動物、色、お菓子、遊び、食べ物など、子どもが楽しめる話題を使ってください。
「Hello」の後は、簡単なあいさつをして、好きなものを一つ質問してください。
一番の変化は、英語表記をやめたこと。
そして、これまでのようなガチガチのガードレールは撤去した。
何が変わったのか
子どもが質問を理解できず止まると、同じ質問を繰り返さず選択肢に変えた。
「black cookie」と言ったとき、ChatGPTは「Chocolate cookies」と返した。
ただ、本人が言いたかったのはオレオだったらしい。
意味の取り違えではある。
それでも、そこで会話を止めなかったのは優秀だった。
正しさを確認し続けるより、まず会話を前へ進める。
この優先順位が以前より自然だった。
そして一番よかったのは、違和感を引きずらなかったこと。
会話とは、100点の返事を続けることではない。
「あ、違った」と思ったら、何事もなかったように戻ることだ。
AIはそこが苦手だった。
完璧ではない
同じ質問を少し繰り返す場面もあった。
質問が途中で切れることもあった。
だから、人間の先生の代わりとは言わない。
でも、家庭で話す相手としては、かなり現実的になった。
やっと新人が空気を読めるようになった。
でも、まだ重要な顧客の前には出せない。
そんな進歩だった。


コメント