こんな問題をAIに作らせて、PDFにして、印刷する。
まあ、それだけなら「AIって便利ですね」で終わる話である。
問題集を作るだけなら、市販のものを買ってきてもいい。
では、なぜわざわざAIを使うのか。
AIライティング練習で価値があるのは、解いた後だ。
算数なら話は簡単だ。
3+5なら8である。
子どもが7と書けば間違い。9でも間違い。
模範解答を見れば終わる。
ところが、ライティングはそうはいかない。
子どもが英文を書いてくる。
すると、
「これ、意味は通じるけど正解なの?」
「文法的には怪しいけど、英検3級なら許される?」
みたいなことが起きる。
で、模範解答を見る。
当然、そんな文章は載っていない。
(そりゃそうだ。自由英作文なのだから。)
そこでAIである。
子どもの手書き答案を写真に撮って、そのまま見せる。
文法を直してもらう。
質問にちゃんと答えているか確認する。
すると、模範解答と比較ではなく、
その子が実際に書いた英文について話ができる。
ここが、普通の問題集とはかなり違う。
うちでは今、
AIで問題を作る
→ PDFにする
→ 印刷する
→ 子どもが鉛筆で書く
→ 写真をAIに見せる
→ 採点についてAIと話す
という流れで使っている。
なんだかAI学習というと、子どもがパソコンの前に座って、何でもAIに聞く姿を想像してしまう。
でも実際にやっていることは、かなりアナログだ。
子どもは紙に鉛筆で書いている。
AIに作文を書かせているわけでもない。
書くのは子ども。考えるのも子ども。
AIには、その答えがどこまで成立しているのかを一緒に考えてもらう。
考えてみると、これはAIの使い方として結構自然なのかもしれない。
正解が決まっている問題なら、問題集を買えばいい。
正解が一つに決まっていないから、
「これでもいい?」
と聞ける相手に価値が出る。
だから英検3級のライティングは、AIと妙に相性がいい。
AIに正解を作らせるのではない。
正解が一つではないところで、AIを使う。
この運用に落ち着くまでには、AIに問題を作らせて逆に仕事が増えた時期もあった。
その失敗はこちらに書いた。
ライティング単体ではなく、英検3級対策全体で何をやっているかは、
こちらの記事にまとめている。


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